当院に以前から通っていただいている大工のKさん。

仕事柄慢性的な膝の痛みと腰痛に悩まされていました。

でも最近になり当院のパーソナルトレーニングを始めてからというもの、仕事の合間などできるだけストレッチをするよう意識していたようです。

先日もかなりハードな現場で腰の痛みが一時的にはでたものの膝の痛みはありませんでした。

ご本人いわく、「これだけの仕事をこなすと必ず膝が痛くなっていたんだけど、今回は大丈夫みたい。ストレッチのおかげかな？」

とちょっと不思議な感じがしたようです。

膝の痛みはあくまで結果としてあらわれる症状です。

膝関節はつねに股関節と足関節（足首）の間をとりもつ、いわば橋渡し的な役割をもっています。

つまり、股関節、もしくは足関節に問題があれば、それは膝関節に無理な運動を強いることにつながります。

だからこそ膝関節には股関節や足関節の柔軟性が必須なんです。

膝の痛みに限らず、ストレッチを習慣化することはあらゆる不調を改善する大きなきっかけになりえます。

もちろん「それですべて解決！」というわけにはいきませんが、大切なことは自分の体のケアに意識的にとりくむ、その姿勢にあるんです。

すぐに結果はでなくとも、かならずその成果は時間をかけてあらわれます。

今回の大工さん（Kさん）がそうであるように、

「体はかならず応えてくれる」

私はそう思っています。