ランナーズニーに要注意!

初心者ランナーに多い危険なランニングフォームとは?

ランナーズニーのイラスト画像,葛飾区立石ひだまり整骨院

アフターコロナと共に健康志向が高まり、身近でもランニングを始める人が増えています。

ただその反面、間違ったランニングフォームで走っている人を散見し、そこにケガのリスクがあることはあまり知られていません。

 

ということで、今回あつかうテーマはランナーズニー

スポーツ経験者なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ランナーズニーとは狭義的には腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)をさす呼称です。

※広義的には膝蓋腱炎など他の疾患もあります 

 

ランナーズニーの発症には前述のとおり間違った無理なランニングフォームが原因となります。

健康増進のためにはじめた運動が害になっては元も子もありません。

 

そこで今回は、そんなランナーズニーの原因と予防法についてくわしくお話ししていきたいと思います。


ランナーズニーの大半の原因は股関節にある!

ランナーズニーの予防と改善策,葛飾区立石ひだまり整骨院,画像

上の画像(女性)の走り方をみると膝が内側を向いているのがわかります。

 

専門的にいうと、「膝の向き」=「股関節の向き」です。

 

つまりこの女性は、日頃から内股の癖があることがこの写真からはみてとれます。

 

では内股はどのようにしてランナーズニーのリスクを高めるのでしょうか?

 

ここでランナーズニー(腸脛靭帯炎)のイラストをみてみましょう。

ランナーズニー(腸脛靭帯炎)のイラスト

腸脛靭帯は膝の外側を通過し、脛骨(けいこつ)という「すねの骨」に付着します。

腸脛靭帯炎は多くの場合、その付着部手前で靭帯がくりかえし摩擦を受けることで発症します。

 

たとえば、ランニングフォームが崩れていてもはじめのうちは問題なく走れますが、回数を重ねるごとに腸脛靭帯では摩擦がくりかえし起こります。その結果徐々に炎症へとつながる、というのが腸脛靭帯炎のメカニズム。

 

だからこそ、そもそもの原因に対処しないことにはこのリスクを回避することは難しくなります。

 

そこで重要になるのが、腸脛靭帯炎をひきおこす一番の原因である「内反膝」とその改善法を知っておくことです。


内反膝の原因と改善法

先に述べたように、膝の向き=股関節の向きです。

 

日頃から内股の癖がある人の場合、当然膝も内側を向く癖が体に定着します。

それが「内反膝(ないはんひざ)」といわれるものですね

※X(エックス)脚も同義のものとお考えください

内反膝のイラスト

イラストのように、内反膝はニーイン(knee-in)となることで、正常な膝よりも内側に倒れこむような様相を呈しているのがよくわかります。

 

この状態でランニングを続けると、膝の外側にある腸脛靭帯には過剰なストレスがかかり炎症のリスクが爆上がりする、というわけです。

 

くりかえしになりますが、内反膝のそもそもの原因は「内股(股関節)」にあります。

 

とくに内股の人はお尻の筋肉(殿筋)が弱いため、まずはここをエクササイズで強化する必要があるんですね。

 

そこで最後に、内股(内反膝)改善のためのエクササイズをご紹介します。

 

一番のおすすめはエクササイズバンドを使ったお尻のエクササイズ。

スクワットよりもシンプルで、エクササイズに不慣れな方でもとりくみやすいのでおすすめです。

 

↓HOW TOを参考にぜひチャレンジしてみてください。

 

ヒップアップエクササイズ画像

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