あなたの姿勢、大丈夫ですか?

あなたは「正しい姿勢」とはどんなものか知っていますか?
じつは多くの人が正しい姿勢について、大きな勘違いをしています。
その原因は幼少期に学校教育でならった、「気をつけの姿勢」にあるんです。
結論からいうと、
気をつけの姿勢は「正しい姿勢」ではありません。
気をつけの姿勢は別名「ミリタリー(軍隊)姿勢」といい、本来統率をはかるため西洋から輸入されたものです。
つまり従順を目的として、心と体をしばりつけるために強要しているもの。
体にとって大変窮屈で「悪い姿勢」、ということになります。
では本当に正しい姿勢とは一体どんなものをいうのでしょうか?
これからその基本となる大事な3つのポイントをご紹介します。
ポイント1. ~胸を張らない~
「気をつけの姿勢」のように、胸を張って背筋を伸ばすといっけん良い姿勢にみえます。
しかしこれは大きな間違いで、無理に胸を張ることで体は窮屈になってしまいます。
呼吸も浅くなり、余計な緊張により筋肉も疲れやすくなるのでやめましょう。
ポイント2. ~腰をそらさない~
これもよくある間違いのひとつ。
無理に腰をそらせることにより、体は前重心になり足で過剰に踏ん張ってしまいます。
また、無理な腰のそりは腰痛をひきおこす原因にもなりかねません。
腰や膝など、関節には無理なテンションをつくらない。
これは大事な基本です。
ポイント3. ~頭をたかく保つ~
顎は無理に引かず、それよりも頭をたかく保つ意識をもちましょう。
ためしに手のひらで頭を上からおさえ、それをグッと上に押し返すようにしてみてください。
これにより頭をたかく保つとはどういうことか。
そのコツを知るための良いトレーニングになります。
3歳児くらいの子供の姿勢が良いお手本です。
以上のことをふまえ、
3歳児くらいの子供の姿勢をよく観察してみてください。
無駄な力がなく、ごく自然に立ったり歩いたりしているのがよくわかると思います。
大人になる過程で私たちは間違った体の癖をつけてしまいます。
それは非効率で無理な運動パターンとして体にすりこまれ、やがて骨格にも悪いかたちで影響をおよぼします。
正しい姿勢とはいったいなんなのか?
あらためてこれを意識し、日々くりかえし体にアップデートしてみてください。
その気になれば、体は年齢に関係なく変えることができますから。
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